もう一つのご報告は、半分プライベートに関することです。
実は、昨年の夏に入籍をいたしました。
写真修行中ということもあり、昨年は籍を入れただけで
結婚発表、同居や結婚式などは、修行明けの5月以降に行う予定でした。
主人は風景写真家の萩原俊哉と申します。
ですが、4月初めに急性心疾患により急逝してしまいました。
あまりにも突然のことで、しばらく悪夢のなかで生活をしておりましたが
無事四十九日も終え、たくさんの方々の温かい励ましのお言葉に支えられ
ようやく穏やかに日々を過ごすことができるようになりました。
まさか自分にそんなことが起こるなんて
夢にも思いませんでした。
ですが、今年はCOVID-19や自然災害などで、突然の悲しみに襲われる人が多いことと思います。
残された私たちは途方に暮れ、どうやって生きていったら良いものかと
深い悲しみに包まれていることと思います。
「なぜ生きるのか」
そんな答えのないテーマを抱えながら
与えられた命を、ただひたすら生きる。
それが命あるもの全ての宿命だと。
そのために、与えられた時間を、より暗く悲しく過ごすのではなく
より明るく輝けるように・・・
幸い、私たちにはたくさんの夢がありました。
主人は姿は見えなくても、すぐ側で見守っていてくれます。
だから、ふたりでひとつひとつ夢を叶えていこうと思います。
そして、皆さまにたくさんの優しく温かいお言葉をいただきました。
言葉というものが、これほどに人を救うものなのだと
初めて知り、嬉しさに何度も涙しました。
私はとても恵まれています。
心より幸せ者だと思います。
だから、この感謝の気持ち、ご恩をいつか返すことができるように
立派な写真家になりたいと思います。
主人の遺志を受け継ぎ、写真家名を「萩原れいこ」と改めさせていただきます。
今後とも、どうか温かく見守っていただけますと嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。